2014年05月13日

中津箒(ほうき)の知恵と技

かつてどの家庭にもあったのに、すっかり珍しくなってしまったもの。

鰹節削り器 薪で沸かすお風呂 茶箪笥 洗濯板 たらい ・・・

それらは日本人の生活様式や文化から生まれた、職人による手作りの生活用具でした。
その筆頭が“箒(ほうき)”です。

今回ご縁があって、『中津箒』が店頭に並びました。
日本の伝統的な箒は現在ではとても稀少になっており、作り手はもちろん、
国産の素材すら確保が難しい状況です。
中津箒に取り組む市民蔵常右衛門では、原料のホウキモロコシの無農薬栽培から製造、販売までを行い
良質な箒と文化を残そうと活動を行っています。

houki1.jpg

↑用途によってカタチもつくり方も様々↑

職人の手作りによって、柔らかくコシがあり、耐久性のある中津箒。
穂先を殆ど切らず、丁寧に揃えて柔らかく編込むため
畳だけでなく、フローリングなどの掃く対象を傷つけず細部まで届き
折れにくく大変長持ちする箒
です。

tojiito2.jpg  taba3.jpg

熟練の職人さんに加え、若い職人を育成することによって
伝統だけではない、新たな箒も誕生しています。
綴じる糸も草木で染め、色のバリエーションも増えています。

最近はひと昔前の日本独自の“丁寧な暮らし方”が雑誌などでも取り上げられ、見直されてきました。
そんな暮らしを「いいな」と思える、ずっとずっと使っていただきたい箒です。

houki4.jpg
posted by Kayoko at 19:20| Comment(0) | モノ語り
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